貯めこみは貯めこみ
講義
昨晩、良い感じのNYでしたが、最後にナスダックとかが乱れて、朝の日本は重いスタート。市場が重いならともかく、気持ちが重い感じになって昨日一部の下がっている銘柄に売りが切れそうだったのに、売り直しや空売りとか入って来たら、守りようがないんですよね。市場が今求めているのは「安定感」でして、幾分でも堅さが見れたら足固めが出来るんですが、この水準では勘弁してもらえないのかという感じ。
ただ、新興系の株式が金利上昇に弱いと言いますが、今の動きは誤差の範囲内だから、実際には影響はないとしても、下落して行く時は机上の「資金調達が難しい」という理論から売られやすくなるし、まずは債券買うに至らなくても、高利回りが出来るバリュー型に資金シフトはしてきます。
そうした動きから足固めなどが始まって、大体の水準が決まって、門後は景気氏だという風になるのですが、現在の日本株はPERの高い物は難しいとしても、新興系でも少し古いシステム系のPERで10倍台も多く、本当にグロースとは言えないものもあります。自分はそうしたタイプから買いに行きますが、それは四月からの運用を考えた取り組みで、今は仕方が無いとした市場において、貯めこみという古典的な投資手法という事になるんです。
まあ、貯めこみは貯めこみとして、目先は仕手系という事ですかね?